ヒーター/エアコンユニット装着完了
エバポレーター接続部の勘合がきつくてむりくり外した為一発接合完了・・とはなからなかった。4度も脱着して角度を修正しなければならなかった。コレが熟練者との違いだと思い知った。
ともあれ装着完了したので後は手慣れた?ダッシュボード復元だけだ・・本当にそうか??
順当に行けば今日中にクーラント充填、試運転になる・・ハズ。
エバポレーター接続部の勘合がきつくてむりくり外した為一発接合完了・・とはなからなかった。4度も脱着して角度を修正しなければならなかった。コレが熟練者との違いだと思い知った。
ともあれ装着完了したので後は手慣れた?ダッシュボード復元だけだ・・本当にそうか??
順当に行けば今日中にクーラント充填、試運転になる・・ハズ。
右前ウィンドウから異音が出ていたのでしぶしぶいやいや年末に調査整備修理する事にしたところ、主要部品が破壊され、その結果ワイヤがササくれていた事が判明した。 アウディB3のパワーウィンドウは原始的で、巻き取りドラムユニット基部のスプリングによってワイヤのテンションを保つ構造になっている。
左図はウィンドウが一番下まで下がった状態のテンショナー(仮称)。内部構造は左図の通り。エンドキャップが横凸(凸部が長い)のプラスチックで出来ている。
ウィンドウの上下に併せて伸縮してテンションを保つ仕組み。
上の2枚は正常な下側で、トラブルが起きるのは必ず上側。
☆型断面の緩衝材が付いている方。 ウィンドウの構造上か設計ミスか凸基部にストレスが掛かり、いつか必ず折れる。折れるとワイヤがテンションスプリングに直接触れてワイヤの損傷を招く→異音発生、下手をすると窓不動。
ジュラコンから削り出すのが正当な補修だろうが、ぱらいそはあり合わせの金属ジョイントと銅パイプをろう付けして作製した。ワイヤが触れる内側にはナイロンパイプのシースを挿入しておいた。
レールから分離する前にセンターに穿孔、タップをたてた後カシメをエアグラインダーで削り落とす。
固定ボルトにはロックタイトを使うこと。
ワイヤサイズやその他のノウハウは以前の記事を参照のこと。
http://bar-paraiso.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-db71.html
前回はシリコンスポンジで貼り替えを行ったのだが選択したシリコンスポンジは少々硬かった(熱/経年劣化を恐れてシリコンスポンジを選択したが、硬度について深く考察していなかった為)。
今回はエプトシーラー3mm厚を購入し、全て貼り替えを行った。分解しないと交換不能な部分が交換出来てせいせいした。
アウディのヒーターは常時温水が流れるタイプなので、冷/温切り替えフラップの密閉は特に重要。このフラップスポンジが交換出来ただけでも苦労の何分の一かは解消された。
エアコンユニットとヒータユニットはスプリングクリップで留められているが、外す時基部が破損し易いので注意すること。パライソは3個割ってしまいました(タイラップで固定可能/小加工必要・・どのみち一体で取り出した後分離なので車載での分解を考えなくて良い)。
ヒーターコアが届いたら復元作業に入る。
・・・先ずは・・大変だった。ただただ大変だった。おまけに、大変だった。寒い時期に汗だらだら。
取り外し困難の原因
その①:ダッシュボード内側にはゴム質の防音材が貼り付けて有るのだが接着がハガれて垂れ下がり、手前に引き出そうとするヒーターユニットに対してクサビ的な作用をして引き出しを拒んだ。
その②:エバポレーター接続部が防水グロメットから抜けない。
対策
①に対して・・一部破りつつ力業で抜きました。どのみちダッシュボード内側になるので3Mスプレー接着剤でハガれた部分共々接着して補修しました。
②に対して・・事前に固着を予想していたのでシリコーンスプレーとピックで固着をハガしたつもりでした。が、ハガれていなかったのです。良く観察するとエバポ側はコネクタに凹が刻んであり、グロメット側は凸になっていました。凹凸が熱と経年でガッチリ噛み合っていたのでした。
そこで更に念入りにピックと先鈍のマイナスドライバーで勘合をハガした結果、スルリと抜けました。
は~疲れた。
これでようやくヒーターユニットを分解/コア交換出来ます。
ヒーターコアフィードパイプがホースバンド部分で折れ、レッカーされる事となってしまった。
前回は15年前、整備工場へ入庫中に同じパイプが折れている・・ヒーターコアやラジエーターは10年で予防交換した方が良いと思われる。
運悪く交通量の多い交差点左折ライン先頭で停まる事になってしまった上に携帯がバッテリー切れ。直ぐ横のお店に電話を借りてJAFに連絡した。
運が良かった事は・・街中で深夜でも特に寒くもなくオーバーヒートも無かった事でしょう。
年末に雪山へ行きたいのでパーツを探したのだが国内には無い?しからば海外で、としぶしぶいやいや思い切ってエクスプレスサービスで発送依頼した。ただし、他の部品と併せて注文したのにもかかわらず(特急送料も含めて)国内で調達するより安価になってしまった。
ダッシュボード脱着は慣れた?作業なのでプラスチック折れを用心しつつも3時間程で終了。
エアコンユニット切り離しをしないで何とかヒーターユニットが外れないかとすったもんだしたけれど、やっぱり駄目。整備書通り一体(ヒーター+エアコン)で外すしか無いようだ・・つい数ヶ月前に接続したばかりのエアコンラインを切らなければならないコトだけが本当に残念。
部品さえ届けば丸1日あれば再組み出来るのでは・・と思っている。
前向きに考えれば・・カタカタ音の辺りにスポンジとかを入れられるしな・・とかね。
ユニット交換詳細はおいおいアップ予定のつもり。
いつもの道で水量警報が点滅していたけれどアウディは水が減りやすい。いつもの事と気にしていなかったが、ボンネットから蒸気がっ!!
エキスパンションタンクは空、エンジンルームは水浸し・・先日交換した温度センサー取り付けミスか?ホースが裂けたか?ラジエータの穴が亀裂進行したのか??
原因はヒーターコアパイプ折損!!ヒーターコア交換は2004年、15年目かぁ・・しょうがないか。
コアをバイパスすれば別に問題なく使えるけど、今は冬ですから・・・。
ホース類やラジエーターの在庫は有るけれど、ヒーターコアは盲点だった!!ああっ、悔恨とはこの事だ。
海外では純正でも1.5万円程で購入出来るのに・・・。
でもまぁ、オーバーヒートもしていないし、出先でなくて本当に良かった。コレってラッキーだったのだよね・・ねっ?
ネットサーフの結果、修理部品として使用出来るNTCセンサを探し出せたので報告する。
MURATA
NXRT15XM202EA1B 040
2KΩ±3%
B定数:3500K±1%
動作温度 -40℃~125℃
-20℃ 14.955KΩ
20℃ 2.437KΩ
25℃ 2KΩ
100℃ 181Ω
多少グラフから外れはするけれど、十分実用になると思う。
ミスミで1個174円で入手可能。
シースさえ生きていればコレでリビルト可能だぜっ!!
ぱらいそからのおねがい:この情報を元にした如何なる事故・障害にぱらいそはその責を負わない。最優先事項よ。
02センサ-が故障し、新品に交換してイイ感じになっていたアウディだが始動不具合が再発した・・と云うより直っていなかった様だ。
症状はこうだ
①朝一番の始動時、ノッキングを起こす。アクセルを多少踏み気味にすればいやいやしぶしぶノッキング気味になりつつ始動するが最初の内はかなり燃焼具合がおかしい。始動してしまえば30秒もする間にまぁ、正常にアイドリングする。
②どうも排気が目に来る・・HC成分が多いのか??
③気温が10度以下になった最近になって発現した。
以上の稟告からぱらいそが検査した手順は以下の通り
a:プラグ交換をしてみた・・・装着されていたプラグはBOSCH PLATINUM +4 #4477 。コレは米国の販売店が純正装着プラグと互換性が有るとのコメント付で購入したモノ。だがBOSCH USA のマッチングリストには無く、B3は対応外とのコメントが出るのだが・・。今まで装着していてこれといって不具合は感じなかった。
しかし「貴方の車にはマッチしない」と本家様に言われては代えざるおえない・・・純正指定のNGK BUR6ETに交換してみた・・・始動性に変化は全く無かった。
b:ノッキングセンサを交換してみた・・動作確認をしようとコネクタを触ると・・バラバラに砕けてしまったので泣く泣く新品と交換せざるおえなくなったのが真相。始動性に全く変化は無かった。まぁ、ショートとかしてECUを壊す前に交換できて良かったのだね。
c:気温が下がってから発現した始動不良なので、正常にコールドバルブが噴射しているかを確認してみた。
手順は以下の通り
①インテークマニホールドからコールドスタートバルブを外し、ノズルをメスシリンダーに差し込む(ガソリンの噴霧状況と量を確認するため)。
②パワーステージからコネクタを外す(イグニッションコイルに付いているヤツ・・スターターを回しても点火しないようにするため)。
③スターターを回す。
結果:噴霧されなかったので次ぎの検査へ進んだ。
d:水温低下時コールドスタートバルブが動作しない理由は以下の通り
①コールドスタートバルブが故障している
②ECU(ECU本体あるいはコールドスタートバルブ駆動FETかトランジスタ)が故障している
③温度センサからECU迄の配線が切れている
④温度センサコネクタの接触不良
⑤温度センサ自体の故障 ECUとコールドスタートバルブの健全性を確認する為に温度センサの代わりに15KΩの抵抗を接続した。これは-20度以上に相当すると思われる。
20度の場合は大体2.5kΩ、100度の場合は200Ωになる事がグラフから読み取れる。
結果:正常にガソリンが噴霧されECUとコールドスタートバルブ、配線の健全性が証明された。
温度センサの抵抗値を測定してみたところ、25MΩなどと云うとんでもない数値が示された・・温度センサは故障していた。
25MΩはもう、導通が無いのと同義です。
コールドスタートだけでなく暖気後のエンリッチコントロールも出来ない訳だからいくら酸素センサーが新品でもA/Fが乱れて目が痛くなったのだね。
2.94KΩはほぼ室温を示している。
温度センサパーツナンバー: AUDI 026 906 161 ,BOSCH 0 280 130 040
これで修理完了とした。
温度センサが壊れようが酸素センサが壊れようが、しぶしぶいやいやながら動いてしまうアウディB3・・昔の車はスゴイは~。
実際の動作試験は明朝になるね・・6度位らしい。皆さん、風邪ひくなよ。
追試結果:全くまっとうに、正常に、何の気なしに・・起動した。ああコレが普通だよな。気温は4度まで下がったとの事。
15/Dec. 追試結果追記
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