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2012年9月27日 (木)

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9.モトロニック点火システム 概要
 3Aエンジンに装備されたモトロニック点火システムはセクション7で説明したFEIシステムとほぼ同様の機構で動作している。点火コントロールユニットとフューエルコントロールユニットは1つのコントロールユニットに統合されている。他のモトロニックシステムと異なり、ホールセンサーからの信号を使い、クランクシャフト位置センサからの信号は参照されません。以下のコンポーネントからの信号を使い、点火時期調整をしてエンジンパフォーマンスを引き出している。
 ノックセンサ、ホールセンサ、温度センサ、スロットルバルブスイッチ、エアーフローメーター

10.モトロニック点火システム 検査
 注意:全ての配線やコネクタ(高圧コードを含む)を点火系システムから外す時は、必ずイグニッションスイッチをオフにする事。手順を守らないと、回路故障や電撃を受ける可能性がある。

 セルフチェックシステム
 1.コントロールユニットにはイグニッションスイッチがオンの時にメモリーされる異常メモリーがある。エミッションと安全関連の異常はパーマネントメモリーに書き込まれるが、不具合解消後に消去すべきである。その他の異常情報はイグニッションスイッチをオフにしても保持される追記メモリーに書き込まれるが、この異常メモリーはエンジンを再始動すれば消去される。
 2.以下の章ではLEDテスターを用いた異常データの読み出し方法を解説する。アウディディーラーは専用の異常データ読み出し機を用いるが、これはサンデーメカニックはおいそれとは購入出来ない。
 3.LEDや差し込みプラグ、電線等を購入して図4.11の如く診断ツールを作成する。
 4.先ず、#13,21,27,28のフューズが切れていないかを確認する。クーラーのスイッチはオフにする。シリンダーヘッドのアースが確実か確認する。
 5.エンジンをスタートし、最低5分間は走行する。その際数分間は3000rpmを超えるように運転する。それからアクセルから完全に足を離す。
 6.エンジンをアイドリングさせる。テスト中はずっとアイドリングさせ続ける。エンジン温度は通常運転時温度でなくてはならない。
 7.エンジンが始動しない時はスターターは6秒間回したら休ませ、再び回す様にする。
 8.2つのテストコネクターは運転席足下に有るので、診断ツールを図のように接続する。
 9.CとDを最低4秒間接続する。
 10.接続を外してからLEDの点滅を数える。始まりは2.5秒点灯し、2.5秒消灯する。そこから、0.5秒間の点灯を数える。点滅のグループを数え、4桁の異常コードに置き換える。最後にもう一度2.5秒点灯/消灯すれば、異常データ読み出しは終了である。異常データが無い場合はコード4444(0.5秒点灯4回×4回繰り返す)で示される。
 11.もう一度異常データを読み出すには”9”に戻って手順を繰り返す。
 12.KE-モトロニックコンピュータの検査法はチャプター3を参照のこと。
 13.3Aエンジン点滅コードの意味は以下の通り

 1111 コントールユニット不良
 2113 エンジンスピード信号あるいはエアーフローメーターフラップ固着あるいはホールセンサー不良
 2121 スロットルバルブスイッチⅠ不良
 2123 スロットルバルブスイッチⅡ不良
 2141 ノック制御限界
 2142 ノックセンサー不良
 2231 アイドリング安定制御限界
 2232 エアーフローメーターポテンションメーター不良
 2312 クーラント温度センサ不良
 2341 ラムダコントロール制御限界
 2342 ラムダコントロール不良
 2343 混合比調整限界:薄い
 2344 混合比調整限界:濃い
 4431 アイドリングスタビライゼーションコントロールバルブ不良
 4444 異常データなし
 0000 異常データ出力終了

 14.各々のコンポーネントのテストは以下の各章に記述する。
   各コンポーネントを外す前に、先ず関連する配線をチェックすること。
   点火時期が間違っている事が原因でノックセンサ制御限界エラーが出力されているのかも知れないと云う事を忘れてはいけない。
   故障修理後のパーマネントフォルトメモリー消去方法は、28-32小節で説明する。追記メモリーに記憶されたフォルトデータは、エンジンを再始動すれば自動的に消去される。
 
イグニッションコイル
 15.セクション6 1-4小節を参照の事。

コントロールユニット
 16.セルフチェックでコントロールユニット不良が表示されたら、ユニットを交換すること。グローブボックス下トリムを外し、ロックピンを外し、コンピューターを下側に引き出し、多極コネクタを外す。

ディストリビューターホールセンサー
 17.セクション8 21-28小節を参照の事。

パワーアウトプットステージ
 18.先ず点火コイルが正常か確認すること。セクション6を参照の事。
 19.点火コイル付属パワーアウトプットステージから3端子コネクタを外す。
 20.イグニッションスイッチをオンにする。デジタル電圧計を3端子コネクタ両外側(#1と#3)に接続する。バッテリー電圧が表示されない場合は、関連する配線を確認する。 
 21.LEDテスターをパワーアウトプットステージ3端子コネクタ#2と#3に接続する。
 22.スターターを回し、LEDが点滅するか確認する。点滅すればホールセンサーは正常。点滅しない場合は、ホールセンサーをチェックする。
 23.イグニッションスイッチをオフにする。外したコネクターを元通りはめる。
 24.ディストリビューターからホールセンサー3端子コネクタを外す。
 25.点火コイル端子#1(-)と#15(+)にデジタル電圧計を接続する。それから、イグニッションスイッチをオンにする。
 26.ホールセンサ3端子コネクタの#2を出来るだけ短い線で短時間(ちょんと)アースする。その際電圧が2V位に上昇し、1-2秒で0Vになるかを確認する。
 27.電圧降下が認められないなら、新品のパワーアウトプットステージあるいはコントロールユニットに交換する。

パーマネントメモリー 消去方法
 28.イグニッションスイッチをオフにしたままで、図4.11の通り診断ケーブルを接続する。
 29.ソケットCとDを接続する。
 30.イグニッションスイッチをオンにして、LEDが点灯するか確認する。
 31.CとDを最低4秒間外して、点滅コード0000が表示されるか確認する。
 32.もう一度CとDを5秒間接続し、それから外す。パーマネントメモリーが消去されていれば、LEDが点灯したままとなる。

                                             01.Oct添削2

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