モトロニック LEDテストケーブル
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9.モトロニック点火システム 概要
3Aエンジンに装備されたモトロニック点火システムはセクション7で説明したFEIシステムとほぼ同様の機構で動作している。点火コントロールユニットとフューエルコントロールユニットは1つのコントロールユニットに統合されている。他のモトロニックシステムと異なり、ホールセンサーからの信号を使い、クランクシャフト位置センサからの信号は参照されません。以下のコンポーネントからの信号を使い、点火時期調整をしてエンジンパフォーマンスを引き出している。
ノックセンサ、ホールセンサ、温度センサ、スロットルバルブスイッチ、エアーフローメーター
10.モトロニック点火システム 検査
注意:全ての配線やコネクタ(高圧コードを含む)を点火系システムから外す時は、必ずイグニッションスイッチをオフにする事。手順を守らないと、回路故障や電撃を受ける可能性がある。
セルフチェックシステム
1.コントロールユニットにはイグニッションスイッチがオンの時にメモリーされる異常メモリーがある。エミッションと安全関連の異常はパーマネントメモリーに書き込まれるが、不具合解消後に消去すべきである。その他の異常情報はイグニッションスイッチをオフにしても保持される追記メモリーに書き込まれるが、この異常メモリーはエンジンを再始動すれば消去される。
2.以下の章ではLEDテスターを用いた異常データの読み出し方法を解説する。アウディディーラーは専用の異常データ読み出し機を用いるが、これはサンデーメカニックはおいそれとは購入出来ない。
3.LEDや差し込みプラグ、電線等を購入して図4.11の如く診断ツールを作成する。
4.先ず、#13,21,27,28のフューズが切れていないかを確認する。クーラーのスイッチはオフにする。シリンダーヘッドのアースが確実か確認する。
5.エンジンをスタートし、最低5分間は走行する。その際数分間は3000rpmを超えるように運転する。それからアクセルから完全に足を離す。
6.エンジンをアイドリングさせる。テスト中はずっとアイドリングさせ続ける。エンジン温度は通常運転時温度でなくてはならない。
7.エンジンが始動しない時はスターターは6秒間回したら休ませ、再び回す様にする。
8.2つのテストコネクターは運転席足下に有るので、診断ツールを図のように接続する。
9.CとDを最低4秒間接続する。
10.接続を外してからLEDの点滅を数える。始まりは2.5秒点灯し、2.5秒消灯する。そこから、0.5秒間の点灯を数える。点滅のグループを数え、4桁の異常コードに置き換える。最後にもう一度2.5秒点灯/消灯すれば、異常データ読み出しは終了である。異常データが無い場合はコード4444(0.5秒点灯4回×4回繰り返す)で示される。
11.もう一度異常データを読み出すには”9”に戻って手順を繰り返す。
12.KE-モトロニックコンピュータの検査法はチャプター3を参照のこと。
13.3Aエンジン点滅コードの意味は以下の通り
1111 コントールユニット不良
2113 エンジンスピード信号あるいはエアーフローメーターフラップ固着あるいはホールセンサー不良
2121 スロットルバルブスイッチⅠ不良
2123 スロットルバルブスイッチⅡ不良
2141 ノック制御限界
2142 ノックセンサー不良
2231 アイドリング安定制御限界
2232 エアーフローメーターポテンションメーター不良
2312 クーラント温度センサ不良
2341 ラムダコントロール制御限界
2342 ラムダコントロール不良
2343 混合比調整限界:薄い
2344 混合比調整限界:濃い
4431 アイドリングスタビライゼーションコントロールバルブ不良
4444 異常データなし
0000 異常データ出力終了
14.各々のコンポーネントのテストは以下の各章に記述する。
各コンポーネントを外す前に、先ず関連する配線をチェックすること。
点火時期が間違っている事が原因でノックセンサ制御限界エラーが出力されているのかも知れないと云う事を忘れてはいけない。
故障修理後のパーマネントフォルトメモリー消去方法は、28-32小節で説明する。追記メモリーに記憶されたフォルトデータは、エンジンを再始動すれば自動的に消去される。
イグニッションコイル
15.セクション6 1-4小節を参照の事。
コントロールユニット
16.セルフチェックでコントロールユニット不良が表示されたら、ユニットを交換すること。グローブボックス下トリムを外し、ロックピンを外し、コンピューターを下側に引き出し、多極コネクタを外す。
ディストリビューターホールセンサー
17.セクション8 21-28小節を参照の事。
パワーアウトプットステージ
18.先ず点火コイルが正常か確認すること。セクション6を参照の事。
19.点火コイル付属パワーアウトプットステージから3端子コネクタを外す。
20.イグニッションスイッチをオンにする。デジタル電圧計を3端子コネクタ両外側(#1と#3)に接続する。バッテリー電圧が表示されない場合は、関連する配線を確認する。
21.LEDテスターをパワーアウトプットステージ3端子コネクタ#2と#3に接続する。
22.スターターを回し、LEDが点滅するか確認する。点滅すればホールセンサーは正常。点滅しない場合は、ホールセンサーをチェックする。
23.イグニッションスイッチをオフにする。外したコネクターを元通りはめる。
24.ディストリビューターからホールセンサー3端子コネクタを外す。
25.点火コイル端子#1(-)と#15(+)にデジタル電圧計を接続する。それから、イグニッションスイッチをオンにする。
26.ホールセンサ3端子コネクタの#2を出来るだけ短い線で短時間(ちょんと)アースする。その際電圧が2V位に上昇し、1-2秒で0Vになるかを確認する。
27.電圧降下が認められないなら、新品のパワーアウトプットステージあるいはコントロールユニットに交換する。
パーマネントメモリー 消去方法
28.イグニッションスイッチをオフにしたままで、図4.11の通り診断ケーブルを接続する。
29.ソケットCとDを接続する。
30.イグニッションスイッチをオンにして、LEDが点灯するか確認する。
31.CとDを最低4秒間外して、点滅コード0000が表示されるか確認する。
32.もう一度CとDを5秒間接続し、それから外す。パーマネントメモリーが消去されていれば、LEDが点灯したままとなる。
01.Oct添削2
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今日が最後のキャンプになる。昨晩は最終ルートと泊地の選定に遅くまでかかってしまったし、明け方に小雨が降り、薄暗いのも併せて起床が遅れてしまった。
まぁ、自分一人の旅、誰に咎められる訳でもなし、ゆっくりするのもイイんぢゃないかい。
半身を寝袋に入れたまま寝そべり、前室で湯を沸かし珈琲をたてた。前室の高さと広さはテントには必須だと思う。雨中や強風時にこのテントには本当に助けられた。僕にとって他のテントの選択は、無い。
とっくの昔に廃番になっている型だけれど、同形のテントはヨーレイカ!だけでなくノースフェースから今でも販売されている (と、思う)。
ライジングサンのボトムが駄目になった時にノースフェース・タッドポール23を購入したけれど、やっぱり忘れられずに四苦八苦してボトムを張り替え、再生した。フライが駄目になったら・・その時はまた考えれば良いさ。
最終泊地は遠い「日高沙流川オートキャンプ場」に決定した。ポイントは日高高原荘に歩いて行ける便利さと、全線接続した道東道。便利になった反面、これからはキャンプ状況の悪化が予想される・・やむ逐えない事だろうねぇ。
昨晩の残り物で雑炊を作り朝食とした。うだうだしてしまい、出立が7時頃になってしまったが、それでイイのだ。
243を一路根室へ。進行するにつれ曇天はどんどん厚みを増し、高度を下げて来た・・霧だ。
納沙布岬に到達したが辺りは濃い霧に包まれ、車も観光バスも人影も見えなかった。まぁ、最果ての街ではあるからね、天気が良くてもシーズンオフは何時もこんな感じかな。
一寸迷ってしまったけれど、到着。トイ面のマックスバリューでお土産(サッポロクラッシック)を購入し、しばらく駐車させてもらう。
朝食をたっぷり摂ってからまだ2時間一寸しか経っていないので、一人前は一寸キツそう。お店の方に「ご飯は半分で」と、お願いした・・・が、えぇっ?コレで「半分」なんですか?・・うぅ・・たまらん・・・残してしまいました・・この物資欠乏の折・・国賊モンです。チューネンにはキビシイッ!!
お味は、画像から想像される通りです。薄いカツに若干酸味の有るデミソース。バターライスには筍・・空腹時なら通常盛りでも全く問題ないンですが、今日はちょっち・・。
10年の憧れは昇華した・・・が、消化には時間が掛かりソウです・・・ごちそうさま。
さて、最終日、最終キャンプへ向けて北海道を横断しよう!
根室→厚岸→釧路→白糠→392へスイッチして本別から道東道へ→占冠で降りて、最終キャンプ地:日高沙流川オートキャンプ場へ到着した。
経過を端折っている訳で無く、何処にも寄らず、ただ淡々と車を走らせたのみ・・飲食する気が起きなくて・・アレはキツかったッス。
ごちそうさまが10時で到着が15時30分。ノンストップで5時間チョイ・・高速走行なんてそんなモンだよね?あぁ、またつまらない旅をしちまった(そんなコトはないっ)。
キャンプ場直近のセイコーマートで最後の燃料(酒!)を補給。
キャンプ場は貸し切り。この時期は別に珍しい事ぢゃない。例によって「何処に張ってもイイですよ」。昨晩は眩しすぎたので、暗い所で眠りたい・・よし、ココだっ!(電球が切れた外灯の下)。
納沙布岬は霧につつまれていたけれど東へ進む毎に天気は回復して行き、此処日高ではこんな感じ。
早々にテントを張り、寝袋に風を通しつつ、最後の「自由」をあぢわう。
乾杯のスプマンテからサッポロクラッシックへ移行。貸し切りの場内をうろつきつつ適宜飲酒に因り血中アルコール濃度を維持・・オトナの特権だよね。
夕飯はご飯とレトルトカレーでイイや。炊きたてのご飯にカマンベールチーズを千切って入れて、カレー・・コレをつまみ?にまた飲めるし・・。
知らぬ間に、あっと云う間に午後7時。日高高原荘のお風呂へ・・堪能して、寝袋へ潜り込み、あっと云う間に意識消失、暗転してしまった・・飲み過ぎなんだよぉ。
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先日トラックの後ろを走った時、内気循環にしているにも関わらず排ガス臭気を感じたので内外気切換フラップ動作不具合を想定し、分解/確認をしてみた。
エアーミクスチャーフラップやフレッシュ/リサーキュレーションフラップのスポンジは既に”生”が抜けてメラミンスポンジの如くなり、弾力は完全に失われていたので、数年前にモーター軸注油を兼ねて張り替えを行っていた。
最悪バキュームエレメントの交換が必要では・・と、危惧していたのだけれど、ちゃんとフラップが動いたので最悪は無かった(エレメント交換はダッシュボードを外す必要が有る)。
よく見ると、フラップ縁が密着/密閉出来ていない。
リンクやロッドの調整不良の様だ・・調整は面倒なので、ファンカバー縁内側にエプトシーラーを貼り付けて修理終了とした。
エプトシーラーとは:建築資材。所謂「隙間テープ」。耐候性が有り、何より色が「黒」なのがよろしい。
一般用耐候性隙間テープは大抵「灰色」なので、見える所に使うと流用が見え見えで一寸ハズカシイ。
腐れたフラップスポンジの代わりにも使える。一枚モノもネット等で購入出来る(デッドニングや防音用として)けれど、2~3cm幅のテープをちまちま貼った方が作業/調整がし易いですよ。
貼る前にアセトン等で脱脂/清掃するのを忘れずに。
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アウディだけでなくベンツでも良いらしいです。
小生の購入したのはオランダから。この商品は米国製・・と言い張っているが・・実態はナゾ。
4気筒だけでなく6気筒用も出品しているね。
注意!!フューエルディストリビューター分解は完全な自己責任で!!
メジャリングバルブ突き出し寸法は機種毎に違います。自由鉛直脱出寸法を必ず測定してから分解しないと、ヒドイ事になるよ!!
メジャリングバルブ固定ナット締め込みも、メジャリングバルブの動きに直接影響する。
ナットを緩める前にポンチし、何回転したか記録する事!!ビデオ撮影しながら分解すると、なお良い!!
メジャリングバルブユニットは分解しないに限る。
隔膜とメジャリングスロットと本体下部のオーリング交換のみに止めた方が良いですよ。
交換した勇者は・・是非小生に結果を教えて下さい!!
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