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2010年8月24日 (火)

パワーウィンドウスイッチの整備

左前席の窓が動かなSokumen くなってしまった。Jyoumen

完全に閉まった状態で不動になったのは幸いであった。何と無くスイッチのクリック感が妙に感じられたので、単純な接触不良では無いかと考え、上下操作を繰り返したが動作しなかった。

 しかし、耳を澄ませてみれば上昇操作をした時、内部でトルクが掛かる音がする。少なくとも上昇操作は出来る様だ。

 窓が完全に閉まっているし、右ハンドル車なので放置していたが昨日整備した。

右上画像の如く、ラッチ2カ所をコジるだけで簡単に分解出来る。内部にベアリングが2個有るので、分解時には無くさない様に注意が必要。

単純な1回路のシーソースイッチであった。片側のピンは内照用LED接続ピン。

コンタクトZで潤滑と接触抵抗低下を計る。小生はステッドラー製図鉛筆(芯はUni)を愛用。塵を呼ぶ所に液状接点復活剤は使うべきで無いです。

 操作感は一寸妙なんだけれど、テスターでは導通が復活。実装して動作を確認して、修理を完了した。

 ドアヒンジ部で断線していなくて良かった。

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2010年8月20日 (金)

パノラマワイパーの修理:亀整備:完結編

Kameneji C-リングを外し、12時の位置で引っ張れば亀が抜ける。小生のBB号は初期型の様で、ワイパも初期型の様だ。後期型は亀の甲がプラスチックで簡単に外れ、此処まで分解せずとも内部機構にアプローチ出来る。整備性も良いし、質量が減り、慣性が減少して内部機構への攻撃性も若干は減少しているのだろう。 左図の丸で示したネジ3本を抜けば、亀の甲が分離出来る。間にゴムパッキンが有り、大抵は固着しているので、プラスチックハンマー等で衝撃を与えつつ分離する。 上述の通り数種タイプが存在するようなので、分解前に良く観察し、考察する事が肝要であろう。

Kameshim リンク部と同様にシムが有るので枚数と順番に留意する事。前述のO-リングがこちらに張り付いている事も有る。

Bearing 甲羅をはずした所。スライドレール固定ネジ4本を抜去する。 再組み立て時、小生はスライドレールを左右入れ替え、上下逆に組み立てた。原型通り組んだのだが、レールが摩耗しており、件の「ドアストライカー左右入れ替え」と同様に作業したと云う訳。

Kamelink_2 レールを外すと、内部リンクが外れる。黒いブッシュはプラスチック製のボールジョイントブッシュで、リンク部は引けば分離出来る。

Bearingshiji ローラー軸はベアリングで支持されている。シールタイプだが、ピックアップで外し、グリースを充填しておく事。 各リンク部、ジョイント部も洗浄後十分グリスアップしておく事。

Shaftup スナップリングを外して内部シール類を洗浄し、グリスアップする。

Shaftseal ロッドシールは NOK FU2464S0 (φd12 D20 h5)が流用出来る・・と、思われる。

因みに軸径はワイパ、モーター側共にφ12である。 

Kamegear甲羅を合わせる前に リンクを再組みし、ワイパシャフトが最も短くなる位置でギアとポストに合マークを付ける。甲羅を組んだ後だと、リンクの位置が確認出来ないので、組む前にマークする事。リングギアと組む時はこの位置で合体させる。

 以上でパノラマワイパーの修理は完了。再組み立ては分解の逆順で行う。

留意点を述べておく。

1:ワイパ停止状態を原点とし、各リンク部に合いマークを付ける事。単に給脂のみ行うなら、フロントガラスにワイパブレード位置を油性ペン等でマークしておく事も有効だろう。

2:使用箇所に応じたグリースを用いる事。小生は金属部にはFUCHS社Sikolene Pro RG2を。プラスチックギア部にはWAKOS SUPER SILICONE GREASEを。モータースライド接点にはサンハヤト社 コンタクトグリースを。モーター部ウォームギア部にはタミヤ社 セラミックグリースを用いた(これは一寸粘度が低い様に思われる)。プラスチック部品に付着する恐れの有る金属部にはシリコーングリースを用いたが、フッ素グリースの方が良いと思われる・・大変高価なのが難点。

3:ネジロック剤が使われていた部分は、再組み立て時にもネジロック剤を用いる事(甲羅固定部とリングギア固定部)。

4:リンク組み立てのコツ・・先ずモーター部のリンク角度・合いマークを「厳密に」合わせ、ナットを「完全に」締め込んでしまう(小生の様に分解前に写真に撮っておき、原寸大にプリントアウトして合わせると、とても楽で完璧)。締め込む時に軸を回してしまわない様に注意。

対して、亀軸側は①「セレーションを合わせず」抜け落ちない程度にナットを掛けておく。②車両に仮付けする。リンクを動かさない様に注意する事。③ワイパアームを取付け、フロントガラスマーキング位置にワイパを合わせた上でセレーションを合わせ、ナットを締め込む。一寸でもセレーションに掛かればずれる事は無いので、工具を使う必要は無い。④アッシーを取り外し、本格的にナットを締め上げる。

 どんなに注意してマーキングしても、多少は位置がズレる様だ。いろいろ試行したが、この方法が一番簡単。他に良い方法が有るなら、教えて下さい。

5:最後の難関・・リングギアの入手方法・・すまぬ、ネットサーフィンで探して下さい。ヒントはW124  WIPER RING GEAR 。楽天市場にはこの方法で入手したと思われるリングギアを用い、リビルトしたと思われるワイパアッシーを販売している会社が出品している。申し訳ないが直接のアドレス紹介は、ナニカに差し障りそうなので公開しないです。がんばってサーフィンしてねっ!!

 各部グリスアップして、最高に調子イイです。ただ、どうにも小生はキライだったのですが(低速時の小糠雨や霧の時は却って見づらいので)、パノラマワイパー装着車種にはガラスコーティング剤が必要なのかもしれないです。Hiスピードはギアに悪いし、結局見通しも悪いままなので。

追記:リングギアー入手先について

 米国 ebayで販売している会社が有ります。また、ショップマスターから「BOSCHパーツリストに「載っていれば」パーツが出る」との情報も頂きました。皆さんからの情報もお待ちしています。

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2010年8月19日 (木)

パノラマワイパーの修理:分解編

Kameoff 左画像の通り亀は12時の位置(ワイパが最も短くなる位置)でのみ外れる。ギア部を良く観察すると、12時の位置のみ、ギアが欠いてある事に気づくと思う。Giabubun

Gearzentai リングギア(半月ギアとも呼ばれる)がムシり取られている。ギアが咬み込んで折れた様にも見えるが、良く観察すると、左下画像、模式図に描いた様にギア底面にクラックが入っている。亀ギアが左右に揺さぶった結果、劣化したプラスチックにクラックが入り、高速時に折れた様だ。Gearup                       6本のネジを抜き、押さえ板を外せばリングギアを外す事が出来る。リングギアを交換し、グリスアップすれば修理の80%は終了した事になる。問題はリングギアのみのパーツが供給されていない事だっ!・・・激しく重要なポイントなのだが、あっさりスルーする・・しかない。入手方法については後述する。Jikugreaseup

Gearoff_2

 中心軸はメタルで支持されている。支持メタルは上下2ピースで構成されて居り、中間部分はグリス溜まりとして空いている。清掃後十分グリスアップしておく事。ポスト上面にはO-リングが入る。

小生の調べた限りでは NOK CO 1109A ・・・w1.8 do11.8・・・が使用出来る・・と、思われる。

パノラマワイパーの修理:亀整備に続く

                                             

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2010年8月18日 (水)

パノラマワイパーの修理:解析編

 周知の事とは存じますが・・パノラマワイパーは単に扇型にワイプしている訳では無い。

 巧妙なクランクとリンクで回転運動を扇型に往き来する運動に変換し、通称「亀の甲」と呼ばれる部分に内蔵されたクランクとリンク、実際の駆動部分である本体内のギアを介して「M字状」にワイプさせているのだ。

 文章だけではなかなか理解出来ないとは思うけれど・・つまりそれだけ分節点が多く存在する・・無駄が多い・・無理が有る・・ってコト。

 先達の報告に有る通り「こりゃ壊れて当然」!!実際に自分で分解してみて、更にコノ「技巧だけに奔った技術者と、スタイルにこだわったデザイナーのアホさ」を実感した。

 キツイ事を言うようだけれど論より証拠、現行のベンツには採用されていないモンねっ!!!

ワイパ脱着手順

!!!最重要!!! 脱着分解前にワイパを動作させ、原点に復帰させる事。

 モーターが破壊されている場合は・・無理ですが、動く場合は、例え変な動きだとしても動作させて、自分で勝手に止まる位置・・原点へ復帰させ、リンクやクランクの位置をそのままに脱着し、合いマークを付ける事。組み立て時に泣く事になりますよ。Motorgear2_3 モーターが動かない場合でも、何とか時計回りにモーター軸を回して、せめて12時の位置へ亀を動かし、マークする事。Slidswitch2_3

  詳細略。脱着は意外に簡単。1時間も有れば脱着してリンクの給脂位は出来る(スライド接点原点については左画像を参照の事。2時の位置にあるホールに注目)。

  Linkmortor_3 Linkgear_3

  画像は右ハンドル車のリンク原点。左ハンドル車もリンクが反対に動作するだけなので(リンクが違うだけなので)原点は反転させた位置になる(と、思う)。

 ワイパアッシー自体は10mmのボルト4本のみで固定されている。・・この固定ボルトをブロア・ファンケースに落としてしまう事が多い(と、思う)ので、要注意。落としても排水パイプに入るだけなので実害は無い(と、思う)。ウェス等で養生してからボルトの脱着をした方が良いです。 追加:亀側軸、モーター軸共にテーパーでセレーションが切ってあります。真面目に分解するならギアプーラーを使って外そう。小生は・・も、もちろんプーラーを使いましたよぉ・・何故かドモる。(セレーションについては左下図参照)。

Jiku 左画像に記入した通り、C-クリップを飛ばさない様に注意。たかだか170円(ヤナセ)なのだが、現在日本に在庫は無い。本国から届くのに2週間は掛かるだろう。数枚のシムについても留意の事。

Ringgearscrew C-クリップを外すと、亀が12時の位置で外れる。亀を外して(左画像は亀を載せて有るが)裏側のカシメロックを外せば、ゴムカバーが外れる。その下に隠れているワイパボディーに有るネジを外せば、ギアが分離出来る。 

次回「分解編」に続く。

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2010年8月17日 (火)

パノラマワイパーの修理:イントロダクション

 「モノワイパー」、「一本ワイパー」そして「パノラマワイパー」・・正式名称は知らないけれど、多分「パノラマワイパー」が正式名称なのだろう・・が、故障した。

 長野道を爆走中、彼方に怪しい雲がひろがるのを認め、じきにパラパラと来て、すぐさまバケツをひっくり返したが如き豪雨となった。

 以前から一寸ワイプの具合が悪いと感じていたので、マズイな~と思いつつHiに切り替えると、案の定、破壊されてしまった。

 あっちゃへ行ったワイパがこっちゃへ還って来ない。レインガーターに引っかかっている。「コレが話に聞いていたアレか・・」と妙に納得はしたが・・・前が見えないっ!!!車って云うのはワイパーが壊れると走れんモノですよ!

 思わず助手席のお女中に「窓を開けてワイパーを直してっ!!」・・もう、絶叫ですよ。ロックしたままだとモーターに通電しているので、コイルが焼けてしまって、取り返しのつかない事になると判っていたので。

 幸いな事に勝手に外れて戻って来るし、あまりの豪雨に走行車線の車は5~10km/h程での走行になってしまっていて、ワイパーが無くても何とか走れたし、豪雨自体も雨ベルトを直ぐ抜けてくれて、最悪の時は何とか逃れた訳で・・神仏ならびに西に行ったとーちゃんじーちゃんばーちゃんネコイヌ等々に感謝した次第で。

 次回は「パノラマワイパーの修理:解析編」の予定。

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2010年8月 3日 (火)

cube sat・・得難い経験をした学生達がうらやましい

・・先ずはアクセスして、読んで欲しい。笑い、泣き、しんみりして、そしてやはり笑顔になる・・何かを造り出す・・皆は一人の為に、一人は皆の為に・・2000年前から残っている言葉にはイイモノが有るねぇ・・。

 http://www.unisec.jp/cubesatstory/index.html

 何ものにも代え難い、得難い経験をした学生達がうらやましい。ぢぶんが学生だった頃とは大違いだ。

 何日も徹夜して、論議して、喧嘩して・・なんてコトしたのは学園祭の役員になった時だけ。卒論の実験の時は・・徹夜はしなかったな。

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