30年近く前から使っている機械式デジタル目覚まし時計の修理をした。
バーに泊まった次の日、同居人が何気なく伝えてくれた「時計、止まってるわよ」。
・・・!!!。おおっまいぶった!!確かにホイール(秒針代わり)が止まっている。電池は今年の1月1日に交換したばかりだから、後7ヶ月程は駆動するハズ・・。
器械部分の清掃/注油をしたのは10年位前になるのか?(ちゃんと記録しておかなくてはイカンね)。
遂に寿命がやってきてしまったのか??30年も枕元に在ると、既に自分の一部になった様な感さえ有るのに・・(言い過ぎ)。
念の為バッテリー(単一1本)を入れ替えてみるも不動。最悪(石)の故障を想定。
早速分解。発振を確認する為に基板上へテストピンを半田付けし、内部バッテリー配線も外し、テストベンチ用電源をセット。オシロを繋ぎ、電圧をセットし、電流を上げて行くと・・・なんと!動いた。クロックもちゃんと出ている。
どうやらバッテリーケースからの配線が基板部で半田劣化していただけのようだ。ベンチ電源を半田付けしたので正常に動いた様だ。
SEIKO MELODIA QUARTZ 。HCタイプの(現在に比べると)巨大なクリスタルと、これまた大きなセラミックトリマ、専用IC、励磁コイル。ステップモーターぢゃないんだよねェ。器械部分筐体は多分ポリカ。歯車はジュラコン。最初期(多分)のメロディIC(ブザー、チャイム、メロディの3切り替え)。
器械部分を分解し、エレクトロクリーナーで洗浄。軸受けにはシリコンオイルを極少量塗布しておいた。
今回はリーフ部分の分解はせず、軸受けにのみオイルを差しておいた。
・・後何年駆動可能なんだろうねぇ。
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