キャタライザーの交換
80 2.0E 893A(89年式)のキャタライザー(触媒)を交換した。
ダウンパイプ・フランジ破断に続き、キャタライザー・エンジン側フランジも錆びてやせ細り、排気漏れを起こすようになってしまった。
排気漏れだけなら我慢して乗るけれど「折れてマフラーが落ちる可能性が有る」と指摘され、いやいやしぶしぶ対策を講ずる事となった。走行中にキャタライザー部でマフラーが折れると、車体後ろが50CM位飛び上がるのだそうだ。・・高速走行中にソレが起こったら・・・!!おおまいぶっだっ!!
早速パーツディストロビューター各社に見積もりを出すが、純正のキャタライザーは製造中止。しかしながら中古のキャタライザーは、不安。かと云って国産車用新品からの流用ワンオフは金額的に合わない。
結局の所、以前ダウンパイプフランジを修理してもらったワンオフマフラーショップで補修してもらう事に決めた。
・・・が、海外ショップ(米国 ROCK AUTO)で非常に安価に専用OEMキャタライザーが販売されている事を発見したので、個人輸入して交換する事にした。
RockAuto.com http://www.rockauto.com/ から購入。
BOSAL 099-035 (102.79 ドル)
米国部品商各社をサーフィンした所、数社がキャタライザーを製造しているようだ(触媒コアそのものは、米国では製造していない様で、却って安心?)。
小生が探した限りでは、上述のロックオートが一番安価だった。
ただし、送料が140ドルもかかってしまった。海外発送はEMSしか選択出来ない。
今回が初めての取引なので、ココが良いのか悪いのかは未だ不明。とりあえず、部品単価が安かったのでココで購入した訳だ。
注文後10日程で到着。パッキングは必要最低限。耐熱シールドが少々変形している。・・まぁ、車に装着して使う部品だから、多少の変形や振動が加わっていても問題はナイでしょう。
現物を手にして、キャタライザー容積が純正より若干少ないのは気になる(抜けが悪くなるのではないのか?)けれど、フランジ角度、長さも同一で問題なく入れ替える事が出来た。
取り付け方向や、天地が指定されていなかったので、シールド側を地面に、前後は・・適当に取り付けた。天地はともかく、前後ろが有るのだろうか??
ダウンパイプ側は、そろばん玉状のガスケットを使う様になっている。純正のフランジではすり鉢状に加工してあって、このガスケットがピタリと嵌る様にしてあったのだが、購入したキャタライザーのガスケットは、両方共、平らな同形状。こんなんじゃ両方普通の平らガスケットの方が漏れないよ。
取り付け方向と、そろばん玉ガスケットの納まりだけが不安。
排気温度警報センサーの取り付け部が存在しなかったが、接続しなくても問題無し。
(排気温センサーが作動する様な状況では、警報ランプが点灯しなくてもエンジン不調で人間の方が先に気づくハズです・・以前経験ズミ)
キャタライザーを交換し排気漏れが無くなったら、以前から悩んでいたアイドリング上昇(正常:800-900回転/分が、常時1000回転位だった)が直ってしまった。
確かにキャタライザー直前に酸素センサーが有るのだけれど、ほんのわずかの排気漏れでも影響が有るモノだと驚いた。
アイドリングで悩んでいるヒトは、排気漏れや酸素センサー不良も調査対象とするべきだと思う。かく云う小生も、差圧電磁バルブや、正確なco調整が必要なのではないかと、ずっと思ってきたのだ。直ってほっとした。なによりコンピュータが原因じゃ無いと判明して良かった。
都市高速で、ランプから急加速、140KM程で走行してみたが純正との差は特に感じられなかった。・・冬タイヤなので、今一つ判りづらいし。
長距離を乗らないと判らないと思う。燃費とか良くなるかもね。
因みに外した触媒(20万キロ走行)は、全く崩れたりはしていませんでした。ボロボロになっている姿を予想していたのですがねぇ。フランジを造ってもらえば、十分再利用可能だと思われます(予備部品として保管します)。
あぁ、そう言えば交換後、排気が臭くなくなってた。でも触媒って消耗しないよなぁ・・劣化はするか?
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